一般財団法人 救急振興財団では応急手当の普及啓発促進のため、一般財団法人 日本宝くじ協会から助成を受けて以下の事業を行っております。1.救急普及啓発広報車寄贈事業 全国の消防機関が住民に対して行う応急手普及啓発活動の支援として、救急普及啓発広報車を毎年寄贈しています。 この車両は、従来のマイクロバスを架装したものから、より機動的かつ効果的な運用ができるよう、令和2年度に普通車(ワゴン)タイプに小型化し、車両デザインについては寄贈先に複数デザインから選択いただける仕様としました。 救急普及啓発広報車には心肺蘇生訓練用人形のほか、持ち出し可能なプロジェクター、スクリーン、マイク、スピーカー等を搭載し屋内での講習会に対応できるようにしたほか、大型液晶テレビを車両外部に取り付け屋外で広報活動が行えるよう、オーニングを設置しました。 令和5年度は、二戸地区広域行政事務組合消防本部(岩手県)、湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部(秋田県)、玉野市消防本部(岡山県)、日置市消防本部(鹿児島県)の4消防本部に寄贈しました。2.心肺蘇生訓練用人形等寄贈事業 消防機関が行う応急手当講習会に必要となる心肺蘇生訓練用人形やAEDトレーナーを全国の消防本部へ寄贈しています。 令和5年度は、146セットを全国の消防本部に寄贈しました。3.応急手当講習テキスト寄贈事業 消防機関が行う応急手当講習会等で活用される「改訂6版(ガイドライン2020対応)応急手当講習テキスト 救急車がくるまでに」を全ての消防本部へ寄贈しています。 このテキストは当財団が、「JRC蘇生ガイドライン2020」及び「救急蘇生法の指針2020(市民用)」の内容並びに「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱(平成5年3月30日付消防救第41号)」の改正内容等を踏まえ編集したものです。 成人から乳児までの様々な応急手当が図解でわかりやすく掲載された内容となっています。例年、日本宝くじ協会の社会貢献広報事業として助成を受けて全国の消防本部に寄贈しています。