救急振興財団は、プレホスピタル・ケアの充実を目的として平成３年４月に成立した救急救命士法を受けて、消防機関の救急救命士養成を主たる目的に、同年５月、全国４７都道府県の共同出資により設立された公益法人です。

　全国の消防機関の行う救急業務は、傷病者に対するプレホスピタル・ケアの重要な一環として、今や国民生活になくてはならない行政サービスとなっており、全国どこでも、誰もが、同じように高度で、迅速で、献身的なサ－ビスを受けられるよう、その充実と高度化が強く求められています。

　このため、当財団では、救急救命士の養成を計画的に進めるとともに、併せて救急に関する調査研究事業、地方公共団体が行う応急手当の普及啓発支援事業、国民から寄せられた寄付金からなる救急基金事業を行っています。